とても希少で確かなものが
溢れている南知多産。
仲買人と釣り船宿をしていた祖父の家に預けられる日が多かった幼き頃。
毎日のように漁師さんや農家さんが出入りをし、この土地の素材や旬を身近に感じていました。
馴染みのある漁師さんがやってくると、今日から◯◯が初競りでね、初物だから食べておくれよ。
キスやアナゴは東京に、ハモは京都だよ。といった祖父との会話が聞こえてきたのを覚えています。
大人になって故郷を離れると、幾度か驚きや感動に出会いました。
東京、名古屋、大阪、京都など県外の沢山の市場で選りすぐられて、行く先々の料理屋さんで
自慢気に語られる南知多産と出会ったからです。
旬の南知多産は一級品として扱われており、希少で確かなものとして故郷以外の沢山の場所で愛されていました。